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Angel Beats次回予告パロの作り方【アドカレ2021 : 11日目】

アドベントカレンダー2021

自己紹介

おはこんばんちは。(懐かしの挨拶)。PG/Movie班のinです。 デジクリでの活動では、21年第一回ゲームジャムやハッカソンに参加してたり、デジクリVTuber企画にいたりします。

あいさつ

みなさん素晴らしい記事を書いている中、こんなn番煎じをやっていていいのでしょうか? ~ちなみに画像追加機能は私は使えなかったので画像なしです。一枚だけ貼れましたが、コピペです。~ 木曜日にできるようになりました!嬉しい! はじめてのブロク記事ですががんばりますね。それでは。

Premier Proの操作

この記事を見ると以下の内容もできるようになります。 - 新規プロジェクトの作成 - 新規シーケンスの作成 - カラーマットの作成 - 音声のフェードアウト - テキストの編集 - テキストを少しずつ出す操作 ウィンドウの各パネル名はこちらを参考にします。 パネル説明.png

Angel Beats次回予告パロの作り方

Angel Beats次回予告パロってなんぞ?

TVアニメ「Angel Beats!」の次回予告がかなり使い回しの効く構成だったために 大量に作られたパロディ、またはパロディ郡...だと思っています。
完全◯法アップロードですが参考としてYouTubeのリンクを載せますね。 https://youtu.be/cL_pGXBonvA ちなみに今回紹介するものは他のMADと同じく著作権的にグレーゾーンではあるので創作マナーを守りましょう。

用意するもの

  • Adobe Premiere Pro
  • Angel Beats! 次回予告のBGM
  • 複数の人による複数の音声(もしくは切り取りたい動画)

私の環境

  • Windows 10
  • Premiere Pro 2022

下準備

プロジェクトの新規作成

Premiere Proを立ち上げてください。 最初に"新規プロジェクト"を作成します。今回はABと名前を付けます。 そして、プロジェクトパネルに、BGMと音声,動画をドラッグ・アンド・ドロップでエクスプローラーから突っ込んでください。

カラーマットの生成

プロジェクトパネル内を右クリック→新規項目→カラーマットをクリック→ok→色を白色にしてOKします。

シーケンスの生成

同じくプロジェクトパネル内を右クリック→新規項目→シーケンス と進んでください。 すると「新規シーケンス」ウィンドウが開きます。プリセットの説明より、解像度が1920×1080であることを確認しましょう。 確認できたら次に"トラック"タブを選択してください。ビデオとオーディオに分かれていると思います。ビデオ、オーディオをどちらも10トラック以上に設定しましょう。ビデオは数値入力欄で、オーディオは左側のプラスマークで変更できます。

シーケンス設定.png 設定完了です。

BGMの操作

作成したシーケンスにプロジェクトパネルからBGMをドラッグ・アンド・ドロップします。 14秒あたりの「パラッ」まででトリミングしましょう。でも本家見て確認してください。 フェードアウトエフェクトをつけます。エフェクトのオーディオトランジション→クロスフェード→指数フェードを見つけてください。指数フェードをBGMの後ろにドラッグ・アンド・ドロップするとフェードアウトができます。

フェード.gif

文字入れ

フェーズ

Angel Beats!次回予告の文字はいくつかのフェーズに分かれています。 1. 「次回予告」 1. セリフ 1. 最後のセリフ 1. 次回エピソード番号&タイトル 残念なことに一番の見どころ2,3がぶっちぎりで難しいので先に1,4の作り方を紹介します。

いよいよ本題

ここから先を見る前に、一度本家やパロディをいくつか見てください。~流石に全部説明するとタヒぬ~

フェーズ1「次回予告」

2秒目くらいの盛り上がり部分(微調整には本家確認必須)に「次回予告」と入れましょう。文字の入れ方はツールパネルの"T"と書かれたボタンを押し、青色にしましょう。「次回予告」の左上に「【AB次回予告パロ】」などの文字を入れます。

フェーズ4 次回エピソード番号&タイトル

今度はラスト1秒の位置に注目してください。中央に次回のタイトルを入力してください。英字だとそれっぽいです。その上にもう少し小さい文字で[episode.--]を入力しましょう。--には、2桁ゼロ詰め数値を入力します。

フェーズ2 セリフ

まずは音声を配置

セリフ音声を元の動画などから切り取って、入れたいところに配置しましょう。

[c 104]とか

本家は"[c ---]"と、パロディだと大体"[キャラ名]"と一緒にセリフが流れていたと思います。本家のcの意味はカットナンバーです。例えば、教室→廊下→教室とカットが行われ、2個目の教室でそのセリフが流れていたら、[c 3]となります。 作るものに合わせてテキストを考えましょう。 対象のセリフ音声に、配置と尺をあわせて完了です。

文字がまとまって出てくるパターン (1)

まずは出すセリフを決めましょう。では、原作1回目次回予告から、[c 8]「降下」「作戦・・・」を例にやっていきましょう。 はじめにセリフ音声と同じ配置・尺で、「降下」というテキストを挿入します。そうしたら、タイムラインパネルの何もないところをクリックしてください。

次に「作戦・・・」というテキストを挿入します。このとき、タイムラインパネルのテキストオブジェクトが「降下」と「作戦・・・」の二列できていればOKです。「作戦・・・」の終わりはセリフ音声に合わせます。そして、ここからは「作戦」という音声が出てくるところに合わせてタイムラインパネル上で微調整します。

ブロック.gif

一文字ずつ出てくるパターン (2)

ここでもセリフ例を決めます。同じく原作1回目から[c 71]「うあぁぁぁぁあ~」を選びました。原作だと「あ」の文字サイズがもっとグラデーション的ですが、今回は「あ」と「ぁ」で行きます。 はじめにセリフ音声と同じ配置・尺で「う」(1文字目)だけ書いたテキストオブジェクトを挿入します。タイムラインパネルでこのオブジェクトを選択したまま、ソースパネルを見てください。 まず、エフェクトコントロールタブ内のタイムラインパネルについている青い棒(再生位置)を一番左まで持っていきます。 次に、エフェクトコントロールタブに"テキスト(う)"と書かれた項目があります。そこは">"マークがあるので、展開して"ソーステキスト"のタイマーマークをクリックしてください。タイマーマークが青くなったと思います。 今度はプログラムパネルを見てください。再生ボタンの右隣に1フレーム進ませるとあります。ここで、2,3フレーム先送りしてください。(セリフの速さでいろいろ変わります。)そして、「あ」を入力します。また2,3フレーム動かし、「ぁ」を入力...を繰り返し、最後までやってください。 一文字.gif

ぼかし & 縮小 & 中央寄せ

パターン(1)の場合はタイムラインパネルで1セリフ関連するオブジェクトを全て選択してから行います。 オブジェクトを右クリックして"ネスト..."をクリックしてください。 名前を付けられます。セリフそのままにしておくと分かりやすくて良いでしょう。 まずはネストオブジェクトをクリックします。次にソースパネル、エフェクトコントロールタブを見てください。 パターン(2)のときのように青い棒を一番左に持っていきます。 モーション→スケールについてるタイマーマークをクリックしてください。スケールは最初100と設定されていますが、130\~110の間に設定します。次に青い棒を一番右に持っていきます。今度はスケールの値を70\~50の間に設定します。

ネスト.gif ぼかし(ブラー)をかけていきます。タイムラインパネルでネストオブジェクトをダブルクリックしてください。 なんかいろいろ変わったと思いますが、大丈夫です。タイムラインパネルにタブが増えていることが分かると思います。さっきまで編集していたシーケンスもしっかり残っています。 まずはオブジェクトをクリックしてソースパネルのエフェクトコントロールを出し、青い棒を一番右に置きます。次に、エジェクトウィンドウから"ビデオエフェクト"→"ブラー&シャープ"→"ブラー(ガウス)"をオブジェクトにドラッグ・アンド・ドロップします。 (エフェクトウィンドウが画面上に無ければウィンドウ上部の"ウィンドウ"→"エフェクト"で出せます。) エジェクトコントロールに"ブラー"の項目が追加されています。タイマーマークをクリックしてください。そして、ブラーの値を100以上にセットします。次に、5フレームほど戻り、今度は0をセットします。 パターン(2)の場合は、すべてのテキストオブジェクトにブラーをかけます。

ブラー.gif 最後はこんな漢字になります。

完成体.gif

フェーズ3 最後のセリフ

だいたいはフェーズ2パターン1で作られます。今までのセリフより、文字が一回り大きく、一度に表示される文字列量が多いです。ぼかし&縮小&中央寄せは要りません。フェーズ3はこれだけです。

おわりに

最後まで見てくださりありがとうございました! フェーズ1,2は原作では混ざって使われることはありませんが、混ぜるとまた格好良くなったりします。オリジナリティも出しつつ、題材へのリスペクトを忘れずに二次創作楽しんでいきましょう!

感想

~流石にすべてのパネル説明を画像なしに使うのはきつかった。~前回の定例会で「アドカレ書き終わらん」って言ったの私です。図を使えるとこんなに楽だったなんて!バグ消してくれた人にほんと感謝します。

参考資料

原作 パネル説明 私が学んだ元