この記事はデジクリブログリレー企画5日目の記事です。
はじめに
ブログリレー5日目を担当させていただくデザ工1年の小林です。
自分は高校のとき、かなり本格的に映像をつくる委員会に所属していました。 そこでは30~50万円する業務用カメラを使ったり、隣にめざましテレビがいる編集スタジオでポストプロダクションをしたりしていました。 なので実際にテレビ業界で働いてる業者さんとお話する機会が多く、色々なことを学ぶことができました。
そこで今日はその中から意外な知識や皆さんの制作活動に役立つ知識を共有したいと思います!!
①SDカードは手渡し厳禁
みなさん映像を制作するうえでいちばん大事なものってなんだと思いますか? 正解は『素材』です。撮影した動画データがなければもう何もできません。なので業者さんの映像データに関する取り扱いはめちゃくちゃ慎重なんです。 ここでSDカードを人から人へ手渡しすると静電気が発生することがあり、貴重なデータが消えるかもしれません。 そのため撮影データが入ったSDカードは一回机の上において渡したりします。手渡しは厳禁です(死ぬほど怒られました)
②ラベルは超大事
みなさんはVHSとかをギリ使ったことがある世代だと思います。
いまでは化石になったと思ってる人多いと思いますが実は放送業界では現役だったりします。 データではなく実際にテープに記録するので破損しにくく耐久性があるからです。
基本的に60分しか記録できないため一回の収録で何個も使用済みテープができます。 そのためテープ交換をしたときにはラベルに「日付・撮影者・収録内容・マイクのチャンネル設定」などを書く必要があります。 これをサボると、データ化されてませんからわざわざデッキにいれて再生して判断する地獄になります。
みなさんも課題をやるときやAfterEffectsでレイヤー作るときとかも名前つけてあとからわかるようにしましょう。
③編集するとき気をつける " 見えない線 "
テレビでは殆どの場合テロップやロゴなど編集で載せていますよね。 もちろんフォントや文字の色やエッジ、座布団などにも見やすいようにルールはあるんですが文字をどこに置くかということにもルールがあります。
図のように2つ線があるうち、外側をアクションセーフといいます。 画面になにかオブジェクトを追加するときにはこの線に収まるよう気をつけなければいけません。 そして内側の線をタイトルセーフといいます。これは液晶テレビなどに映したときにアクションセーフギリギリだと機種によって途切れる可能性があるため確実に表示させたいものはタイトルセーフに収めるように気をつける必要があります。 この2つの見えない線はおそらくどのテレビ番組でも収まるようになっています。 ただインターネットテレビであるAbemaTVなんかはテレビで映すことがないためか画面ギリギリまで文字をいれたりしているので、なにか番組を見るときに見えない線を意識してみると面白いかもしれません。