こんにちは。あきづきです。
さて、今回は一次創作の布教も兼ねてキャラクターデザインの初心者講座についてまとめようと思います。
なお、内容については2021年のオンライン夏合宿中に開いた「キャラデザ初心者講座」とほぼ同じになりますが、一部補足もしているので講座を受けた方ももう一度おさらいとして目を通していただけると幸いです。
また、こちらのブログはキャラデザを初めてやる人で、なにをどうすれば全くわからん!という人向けになっており、一種のテンプレのようなものだと思ってください。
キャラデザのここがわからない!
「キャラデザわからないんだぜ!」という人の大半が、何から考えていいかわからない!設定も見た目もどう考えていいかわからない!という理由から、なかなか自分のオリジナルキャラクターに踏み出せていないのんじゃないでしょうか?
ご安心ください。そんなに難しく考えなくていいんです。
自分だけのオリジナルキャラクターをつくるのに一番大事なのは「すき」という気持ちです。
あなたが好きなもの、フェチはなんでしょうか?
ちなみに私はツインテールが大好物です^^/
重要ポイント3つに分解してみよう
とはいっても気持ちだけで描けるなんて言うのは根性論です。
ここで目指しているのはそんなものではありません。
うまくいかないときはだいたい全部一緒くたに考えてしまっていることが多いです。
なのでいったん、キャラデザを3つの要素に分解して考えてみましょう。
1.シルエット
2.配色
3.装飾
こちらが私がキャラデザにおいて重要だと考えている3つのポイントです。
それでは上から順番に考えていきましょう。
重要ポイント1:シルエット
シルエットはそのまんま「全体のカタチ」です。
最初は色とか考えなくていいです。
これは多少私の好みもありますが、いいシルエットにはだいたいメリハリがある=コントラストがあります。
簡単に言うと、
コントラストのあるシルエット=パーツごとに大小がはっきりしている
ことがいいシルエットにつながると考えています。
例を挙げると、大きい武器×華奢な身体が一番わかりやすいですかね。
パーツに大小がある、というのは相対的に見てパーツごとの大きさに差があると考えてもらって大丈夫です。
ちなみにメリハリのある部分=コントラストが強い部分は人の目を惹きます。
となると、見せたいパーツを極端に大きくしてみたりするとよさそうです。
私の好みに合わせると、髪パーツであるツインテールを頭パーツよりも相対的に大きくしてみたりすると、自分のフェチを強調したオリジナルキャラクターができそうですね。
重要ポイント2:配色
次に配色を決めていきましょう。
かっちり決め込んでいってもいいですが、色選びが苦手だとうまくいかないことが多いので、まずそのキャラクターのイメージにピッタリな色をぼんやり考えていきます。
イメージにピッタリな色=メインカラーは、冷たい/あたたかい、悪/光、無機的/有機的などキャラクターの抽象的なイメージを色にして決めていきます。
例えば冷たいイメージの子からは青色が連想されたりしますね。
キャラクターがどんな感じの子なのかをここで想像しましょう。(細かい設定ができている人はその設定にピッタリの色を探していきましょう。)
といっても抽象的なイメージから色を決めるのも難しいよ!という人もいると思います。
そういう人は、自分のキャラクターのイメージに近いキャラクターや動物、物、風景などから色をとってくると決めやすいと思います。(詳しくはまた後で。)
さて、メインカラーが決まったら、メインカラーと相性のいい色=サブカラーと呼ばれるものを選びます。
サブカラーはカラーホイールを見たときに左右に隣り合っている色(類似色)を選ぶといいっぽいです。
が、色は色相だけでなく彩度や明度などもあり、そこを変にいじくってしまうと色が汚くなっちゃうことも...なんて感じで結構めんどくさいので、そういうのが苦手な方は黒やグレー、白などの無彩色を選ぶのが無難です。
色が決まりました。これをどこに配置するかですが、とりあえず
メインカラーを見せたいパーツ(シルエットの部分でも考えましたね)
サブカラーをそのほかのパーツ
に入れましょう。
もちろんこれに準じなくてもよいですが、苦手な方は一旦これでおいときましょう。
ちなみに初心者講座ということで、ここでの考え方はかなり簡略化しています。
というのも、配色は一番フクザツで自由度が高いと思ってるからです。
もっと色使いを研究したい方はいろいろ調べてみたり模索してみてください。
重要ポイント3:装飾
最後のポイントは装飾です。
装飾は、キャラクターの細かいデザイン部分であり、キーとなるアイテムを練りこむことでキャラクターの設定を反映していきます。
この際、装飾をアクセントとなる色(メインカラーの真逆の色)=アクセントカラーにすると良い感じになります。
ちなみにアクセントカラーは顔の近くなど、目立たせたい部分の近くに置くと効果的です。
目の色をアクセントカラーにしても顔が引き立って良いですね。
このあとは自分が納得いくまで調整をしていきます。
自分だけのオリジナルキャラクターづくりを楽しんでください!
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おさらい
もはや伝説的に知名度があるキャラクター、初音ミクちゃんを参考に今まで書いてきた重要ポイントをおさらいしていきましょう。
1.シルエット
初音ミクと言えばこの大きなツインテ―ル!特徴的で印象に残りますね。
少し広がったスカートや袖からのびる細い指や脚が心をくすぐります。
2.配色
メインカラーの青緑が美しいですね。雑調べによると、この青緑はCMYK(印刷物)での再現が難しいそうです。バーチャルな存在であることが強調されているみたいですね。
サブカラーはグレーや黒でシンプルにまとめられており、メインカラーがきれいに引き立っています。
3.装飾
スカートや袖にはDAWソフトのUIをモチーフとしたものがちりばめられており、VOCALOIDであることが反映されています。
髪飾りやヘッドホン、腕のナンバーには青緑の反対色である赤色が用いられており、全体を引き締めています。
こんな感じで既存キャラクターにも重要ポイントは多々見受けられます。
この3つの重要ポイントは絶対ではないにしろ、魅力的なキャラクターデザイン要素の1つであることには間違いないと思います。
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資料をさがせ!
残りは資料探しについて書いていきます。
ご存じの方も多いとは思いますが、資料探しに有用なサイトにPinterestというものがあるので、こちらを利用していきましょう。
たとえば、靴のデザインに迷ったとき、「ファンタジー 靴」と調べると
こんな感じで大量にファンタジーな靴の画像が出てきます。
Google画像検索の強化版みたいに思っていただければよいです。
他にも本を利用したり様々な媒体から資料をさがすことができます。
というわけで、ここからはキャラデザに関する資料探しはどうやっていけばいいのかを書いていきます。
アイデアをさがす
キャラクターデザインは発想が大事になってくるところが多々ありますが、なかなか思いつかないこともあると思います。
そこで、デザインの模索をするために資料を探します。
例えば、「制服を着たキャラを描きたいけど制服のデザインが思いつかない…」と一瞬でも思ったら資料を探しましょう。
きっとあなたの助けになってくれるはずです。
いいシルエットをさがす
いいシルエットが思いつかない!というとき「いいシルエット」で検索してもなかなか見つからないと思います。
そんな時は他の方が描いたキャラクターや好きなゲームのキャラクターを改めてじっくり見てみると、自分の好みがわかるかもしれません。
昔見ていたアニメやゲームをさかのぼると、自分の好きの原点を発見できたりします。
ちなみに「パリコレ」とかファッションショーの類を調べると面白いシルエットのお洋服が見つかるのでおすすめです。
現実の服もシルエットがきれいなものはたくさんあるので、実際に手に取ってチェックしてみるのもいいかもしれませんね。
配色案をさがす
配色も迷いに迷う要素の一つだと思います。
そこで、自然界に存在するものたちの力を借りて、いい配色を考えましょう。
例えば蝶や鳥とかですね。熱帯にいる子たちなんかはカラフルで面白いです。
図鑑などを買って眺めてみるのも楽しいかもしれません。
虫や海の生き物なんかは面白い形をしている子もいるので、苦手じゃない方はいろいろ探してみるといいですよ(youtubeとかで結構見れたりします。)
何事も最初から、0から生み出すのは大変なので実在するものを参考にしましょう。
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最後に
以上でキャラデザ初心者講座はおわりです。
重要なので最後にもう一度言いますが、
こちらの講座の内容は、キャラデザやりたいけど何からやればいいか何もわからん!人向けに書いた内容のため、キャラデザはこう考えなければいけないといったものではないです。
このブログがこれからキャラデザするきっかけになったら非常にうれしいです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
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もしよかったら、ご意見・質問ありましたらこちらのフォームに書いてくださるとありがたいです!
(おもしろかった!など一言でも大丈夫です。)
自分が編集できるうちは、許可をいただいたものに限り頂いたご意見・質問(とそれに対する私のコメント)を追記に書いていこうと思います。
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